ディオールと私

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久しぶりに面白いドキュメンタリー映画を観た気がする。
今は亡きクリスチャン・ディオールが新しいデザイナーを迎えた自身のブランドを語る。このひとさじのフィクションが効いていて、このブランドのことをよく知らない私にも彼らの物語へ入りやすい扉になってくれた。
新しいデザイナー、ラフ・シモンズとお針子たちの共に素晴らしいものを作ろうとするやりとりは実にエキサイティングで、ドレスをラフのもとに持っていこうとする途中にエレベーターが止まってしまう、なんてドラマよりドラマチックな場面にはおもわずハラハラ。
ショーも終わろうとするその時、ラフが見せた涙に彼の重責を知り、心が揺さぶられた。
それにしてもラフの右腕の彼はすてきだったなぁ。
デザイナーとお針子たちの潤滑油となる彼はどこの職場にもひとりは必要な人ですよね。ルックスも内面もイケメンな彼のこころが男性のものだなんて、おばちゃまたちのいう通り至極残念でございます。うふふ。